金魚が届いたら
近年物流が進化していると言っても、生き物ですので輸送中は金魚にとって過酷な環境です。
やまと錦魚園では可能なかぎり輸送に耐えられるように体調を整えて出荷していますが、
到着してからできるだけ早く金魚をプールや水槽に移してあげることで金魚の死亡の連鎖を防ぐことができます。
まずは金魚を注文したときに伝えた到着日時を確認しましょう!
イベント会場に到着したら以下の流れに沿って金魚をプールに移してあげてください。
特に水の汚れと急激な水温の変化は注意が必要です。なお、金魚へのエサは不要です。
STEP 1
できれば到着前日にプールと水の用意を!
水道水にはカルキ(塩素)が含まれていますので、金魚には害になります。
プールに水を入れて、直射日光が当たらない所に一日中置き、カルキを抜いた水が理想です。プールに高さ10cm ~ 20cm 程度水を入れることを想定して水を用意します。
もしプールや水を当日に用意する場合は、プールに水道水を入れてカルキ抜きを10リットルに対して、1~2粒程度入れてください。
途中でプールに足す用のバケツの水や、金魚をストックしておくたらいやプールの水もカルキ抜きが必要ですので準備しておきましょう!
STEP 2
まだ袋は開けず、袋内の水温とプールの水温を合わせよう!
到着した金魚はプールに移すのが早ければ早いほど金魚の死亡確率を下げることができますが、焦らずに金魚が入った袋とプールの水温を合わせましょう!
金魚が死亡する原因の多くは、水中のアンモニアが大量発生する(水が汚れる)こと、水中のカルキが抜けていない、急激な水温の変化、の3つが原因です。
水中のアンモニアは金魚のフンや死骸から発生しますので早くプールに移したほうが良いのはこれが理由です。
水中のカルキはSTEP1でカルキ抜きを行っていただいたので安心ですね。
STEP2では最後の「急激な水温の変化」を防ぐために、金魚が入った袋を開けずにプールの水の中に袋のまま浮かべ水温を合わせます。
到着した箱を開けたときの様子
袋をプールに浮かべる
STEP 3
袋を開けてザルなどに移そう!
袋の中の水とプールの水温がだいたい同じになったら、袋を開けてザルなどに移します。
ここでの注意点は、袋の中の水をプールへ入れないことです。必ず袋の中の水は捨てましょう!
ザルへの開け方は下の写真を参考にしてくださいね。
袋を開けて、金魚が逃げないようにザルへ移します
ザルへ移したらフンなどの不要物を取り除きます
STEP 4
ザルに移した金魚をプールへ
金魚をザルに移して不要物を取り除いたらプールへゆっくり移して完了です!
あとはイベント中にプール内の水温が上昇してきたり、水が減ってきたらSTEP1で用意したバケツの水を足してあげましょう。